【人間関係に悩む方向け】自分の気持ちを表現することが重要な理由とその実践手順

あなたは、人と会話をしているとき、
自分の気持ちや思っていることを素直に表現できているでしょうか?

こんなことはありませんか?

・何かを頼まれたとき、「本当はやりたくないのに」、
断り切れずについ引き受けてしまう。。。
・話し合いをしているとき、「自分は違うと思っているのに」、
その場の空気を読んで周りにあわせてしまう。。。

こうしたように、もしあなたが、自分の気持ちを抑えて、
本心とは異なる行動をとってしまうことが多いとしたら、、、

人間関係に疲れることがとても多いと思うんです。
人と一緒にいるよりも一人の方がずっとラクだったりしますよね。

もちろん、そうなります。

だって、自分の気持ちを抑えこんだまま周囲にあわせて行動していくのって、
水中で息を止めているのと同じことですから。

確かに、職場のように上司と部下の上下関係がある場合は、
ある程度の「我慢」をして、
頼まれごとをこなしたり、打ち合わせ中に自分を抑えたりする
必要もあると思うんです。

でも、あなたは、
あなたと周囲が対等な立場にある状況、
つまり、学校生活や職場の休憩時間中であっても、
「我慢」をして自分を抑え込んでしまっていませんか?

他ならぬ、私自身がそうだったんです。。。

そして、この記事は、そうした方に向けて、書いています。

現在、人間関係に悩む方の何かのヒントになれば嬉しいです。

「自分の気持ちを表現」することが大切な理由

この理由はとてもシンプルです。

自分が思っていることや感じていることを
ちゃんと周囲に伝えていかないと、
人間関係でストレスを抱え込むことになるからですね。

このストレスがどんどん溜まっていくと、
「人と一緒にいると疲れる。。もう一人でいたい。。。」
と思うようになってしまいます。

例えばあなたが、友人からちょっとした用事を頼まれたとしましょう。

そしてあなたは、本心ではそれをしたくないと思っている。

こうしたときの正しい行動は、
自分の素直な気持ちにしたがって、
そのお願いをきちんと断ることですよね。

でも、仮に断り切れずに引き受けてしまった場合、、、
あなたの中には、やりたくもないことを無理にやらされた、
という不満が残ります。
相手のことを嫌いになってしまうかもしれません。

別の場面を考えてみましょう。

例えば、仲のよい4人で次の休みの旅行先を
決めているとしましょう。

あなた以外の3人が北海道にいきたいと言った。

でもあなたは、沖縄にいきたいと思っている。

このときの正しい行動は、たとえそれがあなた一人であろうと、
「私は沖縄に行きたい!」と周りに主張することです。

そして、最終的に北海道にいくことになったとしても、
あなたが納得いくまで、周りとちゃんと話しあうことです。

でも、仮にあなたが場の空気を読んで、
なんとなく北海道の案に賛成してしまったとしましょう。
そうするときっと、あなたの心の中には、
「あまり行きたいところじゃないんだけどなあ。」
という思いがくすぶることになります。

で、まとめると、、、

自分の気持ちをちゃんと周囲に伝えないと、人間関係の中で、
「やりたくないことを、させられる」ことがどんどん増えていきます。

つまり「我慢させられる」ことが増えていきます。

そして、そうして抱えたストレスにより、あなたの頭の中には、

「人間関係=自分にストレスを与えるもの」

という構図ができあがり、人間関係そのものがイヤになってしまうんです。。。

はい、まさに私がそうでした。

「自分の気持ちを表現」するためにすべきこと

ここからが本題です。

まずはじめに、自分の気持ちよりも、
相手のことを優先してしまうあなたは、
とても心の優しい人です。

心が優しい、というのは、
ヒトがもつ性質のうちで最上級のものだと私は思います。

だからこそ、
「なんで私はこんなに気が弱いんだろう。。。」
などと、絶対に卑下してはいけません。

あなたに必要なのは、自分の本当の気持ちを知ること。
そして、その気持ちを周囲にちゃんと伝える練習をすること。

これだけです。

自分の気持ちを知る

あなたは、人の集団の中にいると、
場の空気や周囲の目が気になってしまって、
ついつい自分を抑え込んでしまうんじゃないでしょうか?

なので、あなたが自分の本当の気持ちに気付くためには、
いったん一人になる必要があります。

自分の部屋でも、近くの公園でもいいと思います。
そこでコーヒーでも飲みながら、じっくり考えます。

「あの人はあんなことを言っていたけど、本当はイヤだったなぁ。」とか。
「皆は、あの意見に賛成だったけど、私は反対だったなぁ。」とか。

人の集団から離れ、自分が一人でいるときに、
頭の中にぼんやりと浮かんでくる気持ち。

それがあなたの本当の気持ちだといえるでしょう。

周囲に伝える

さあ、あなたは本当の自分の気持ちに気付くことができた。

次のステップは、その自分の気持ちを周囲に伝えていきます。

ここで大切なことが2つあります。

1つは、「伝え方を工夫する。」
2つめは、「コミュニケーションを諦めない。」

です。

伝え方を工夫する。

自分の気持ちを人に伝える練習をしてこなかった人は、
とかく、コミュニケーションを0か1かで考えがちだと思うんです。

私がまさにそうでした。

具体的に話しましょう。

例えば、あなたが何か頼まれごとをしたとしましょう。

そして、お願いを断れば相手からの印象が悪くなってしまう、
と思うからこそ断り切れない。

そんなとき、回答はイエスかノーしかないと思ってしまいがちです。

でも、断り方にも、実は、いろいろな言い方があるんです。

「イヤです!やりません!」
というのと、
「他の用事があって、どうしてもできないんです。ごめんなさい。。。」

っていうのって、相手の受ける印象が全然違いますよね。

前者だと、もしかすると関係性が悪くなってしまうかもしれません。

でも、後者であれば、相手もきっと納得してくれるでしょう。
納得してくれないとしたら、それはきっと変な人なので
相手にしない方がいいでしょう。笑

ここ、とても重要なところです。

あなたは、伝え方を工夫しさえすれば、
本当の気持ちを押し殺す必要がないし、
相手の印象が悪くなることもないんです。

私は、このことに気付いたときに、とても驚きました。。。

あなたが何を好きで、何を嫌いでもいいんです。
何をしたいと思っていて、逆に、何をしたくないと思っても自由なんです。

あなたが何を思おうと、それを邪魔する権利は誰にもありません。

問題になるのは、その伝え方、表現の仕方です。

その伝え方さえ工夫すれば、
あなたの思っていることはちゃんと周囲から受け入れてもらえます。
人間関係を損なうこともありません。

それでは次です。

コミュニケーションを諦めない。

頼まれごとをしたとき、
あなたがやりたくないと思っているなら、
どんな理由をつけてでも断ることに全力を注いでください。

4人中3人が北海道にいきたいと思っても、
あなたが沖縄にいきたいなら、
それを一生懸命、主張するんです。

あなたの本当の気持ちを知っているのは、あなただけです。
そして、そんなあなたの味方になってあげられるのも、あなただけなんです。

前節で書いたように、伝え方には気を配りつつ、
諦めずに、自分の気持ちを伝えていくんです。

あなたの周囲にいる人が、あなたのことを大切に思ってくれる人であれば、
その人は、あなたの本当の気持ちを知りたいと思っています。

あなたが自分の気持ちを押し殺して
「我慢」することを望んでいるわけがないんです。

どうか、そんな周囲の人たちのためにも、そして何より自分のために、
あなたは、あなたの気持ちを周囲にちゃんと伝えてあげてください。

まとめ

私自身、自分の気持ちを上手く伝えることがとても苦手でした。
その結果、学校生活、職場の人間関係は我慢の連続で、
ずっと苦しみを抱えてきました。

だからこそ、そんな経験から学んだことを記事にしてみました。

自分の気持ちをちゃんと周りに表現できるようになると、
驚くほどに、人間関係のストレスが減っていきます。

とはいえ、発達障害のある私もまだまだ練習中。。。

この記事をよんでくださったあなた!
ともにがんばっていきましょうねー!

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