いわゆる、お嬢様って言われるような人がいますよね。
高そうなカバンを持っていたり、
服装や言葉遣い、趣味が上品だったり。
男性のあなた。
お付き合いするパートナーとしてそんな方を紹介されたとき、
どう思いますか?
女性のあなた。
上品な、育ちのよさそうな男性を紹介されたとき、
お付き合いの相手として、その方をみることはできますか?
私は真っ先にこんなことを考えてしまいます。
「自分とは釣り合わなそうだなぁ。。。」
「金銭感覚が合わなそうだなぁ。。。」
「あんまり変なことできないなぁ。。。」
この記事は、
お嬢様を紹介されてすっかり萎縮して小さくなってしまった、
そんな私のお話です。
私の偏見に満ちた、お嬢様の判定基準2つ
私は、この2つに該当する人をお嬢様と認定しています。
1つめ。豚肉、じゃがいも、にんじん、玉ねぎ、の具材で作るものがシチュー。
普通、どう考えてもカレーじゃないですか。この具材なら。
でもお嬢様は、シチューをお作りになられる。なぜか。
シチューであれば、ごはんと液体を別々に
食すことができるからです。
カレーのように、ごはんへ液体をぶちまけるような、
そんな下品なことは致しません。
それは庶民のすることです。
(注意)そもそも本物のお嬢様は自炊などしない、という説もあります。
2つめ。装いは、いつもワンピースにカーディガン。
基本的に、いつも上品な装いです。
ズボンなどはもっての他で、ワンピースやスカートなど、
いつもヒラヒラした洋服をお召しになります。
また、肌の露出がないよう、細心の注意を払っていらっしゃる。
お嬢様の紹介を受けて脳内アラームが発動
私は20代の頃に、こうした方を紹介いただいた
経験があるんです。大変に光栄なことで。。
ただ私の脳は、その相手が「お嬢様」であると認識した途端に、
アラームをあげつづけます。
結婚はおろか、付き合うなんていう選択肢もすぐさま消失します。
それはもう一瞬に。。
脳内アラーム発動理由
生活レベルの違いに対する警戒心
私は平均よりも少し下くらいの家庭で育ちました。
家族での海外旅行なんて一度もいったことがないし、
兄からのおさがりを着るのも普通です。
欲しいものを買ってもらえるのも、
クリスマスとか誕生日の本当に特別な日だけでした。
大学生のときの下宿は家賃3万の和室6畳1ルーム。
生活費はアルバイトで捻出。
こうして、知らず知らず、少ないお金で生き延びていく、
という質素倹約の精神を身に着けていったんです。
悪い言い方をすると、貧乏性が体のすみずみまで身に付いているわけです。
この精神は社会人になって、ちゃんとお金をもらうようになっても変わりません。
こんな感じなので、お嬢様の紹介を受けても、
「釣り合わないよなあ。」と首をかしげるだけですよね。笑
いわゆるお嬢様って、そもそも「普通」の生活レベルが
庶民よりも圧倒的に高いと思うんです。
何気なく身に着けているものが高価なものだったり、
何気なく食べているものが、高級なものだったり。
だから、その「普通」の生活を維持するために、
庶民よりも多くのお金を必要とする。
仮に私がその方とお付き合いできたとしても、
その関係を維持するために、
デートはちょっといい店を選ばないといけないとか、
ちょっといい服を着ていかないと申し訳ない、とか、
やっぱりいろいろと心に負担がかかる。
背伸びをしないといけない。
金銭的にも精神的にも、やっぱり、そういうのが私はイヤでした。
苦労した体験を共有できなさそうな不安
小さい頃、祖母からこんな言葉を聞いたことがあります。
「お嫁さんは苦労してきた人にしなさい。」
なんやかんやと親が面倒をみてくれた、育ちのよいお嫁さんは、
旦那に対して気が回らないからやめておきなさいと。
それに、そういうお嫁さんは、苦労することにも耐性がないから、
結婚生活がすぐにイヤになってしまうよ、と。
もちろん人によりけりなのは分かっているのですが、
幼少期の刷り込みとはたいしたものです。
私は、育ちのよさそうな、清楚なお嬢様を目の前にすると、
「苦労をしらなそうな人だな。」と思って、
ちょっと身構えてしまうんですね。はい、偏見です。笑
ただ、特に私の場合、
愛着障害を抱えて生きてきたため、
物質的な苦労だけでなくて、精神的な苦労も
人より多くしてきた自覚があるんです。
その意味でも、物理的にも精神的にも満たされ、
かつ、苦労をしらない(ようにみえる)、いわゆるお嬢様って、
いろいろな苦労を理解しあえないような気がして、
やはりパートナーとして選ぶには躊躇してしまうんですよね。
そして過ぎ去った、私の20代
とまあ、パートナー選びに慎重になった結果なのか、
モテないだけなのか、
続々と結婚していく周囲からは取り残され、
私の20代は光のように過ぎさっていきました。笑
でも、結婚よりも、自分のやりたいことや愛着障害の克服を
優先して行動してきた自分を、間違っていないと信じてます。(まっすぐな目
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