「当たり前でしょ。」って言われて、
いい気分になる人はいませんよね。
私も、自分の考えや発言が否定された気持ちになって、
ひどく傷つきます。怒りすら、感じてしまいます。
「当たり前でしょ。」と言われて、傷つき、イライラする理由
例えばこんな状況。
学校でテストが終わったあと。
問題を難しく感じた私が、
「問題、解けた?」
というと、友人A君は、
「当たり前でしょ。」
私の心の声
「え、当たり前なん?」
「解けるのが普通だ、とは思わなかったから、
わざわざ聞いているんだけど。。」
「普通に解けたんだったら、「解けたよー!」、
っていう返事でよくない?」
「どうやって解いたか、とかそういう話をしたかったのに、
これ以上、会話を続けようがないなあ。」
「お前はバカだ、って言われたような気分だなあ。」
「上から目線だよなあ。」
「これ以上、この人とテストの話題で話すの、やめよ。」
別の場面。
職場での話し合い。
私が「これってこういうことですよね?」といったときの
上司Bさんの「そんなの当たり前でしょ。」
私の心の声
「いやいや、当たり前じゃないから、
わざわざ確認してるんですけど。。」
「なんで、私の質問に対して「そうです。」じゃなくて、
わざわざ、「当たり前でしょ。」、っていう言葉をつかう必要があるの?」
「バカにされた気分だなあ。」
「上から目線だよなあ。」
「これ以上、この人に質問するのは、やめよ。」
このとおり、
「当たり前」という言葉を使われたことで、
私は心を閉ざしてしまいました。
でも、この私の心の動きって、
とても自然なことのように思えるんですよね。
それくらい、「当たり前でしょ。」っていう言葉には、
相手のことを頭ごなしに否定する響きがあります。
言われた人は、自分の考えや発言が
・くだらない。
・取るに足らない。
・大したことがない。
って言われている気分になります。
これでは誰しも落ち込むし、傷つきますよね。。
もう一つ、見過ごせないのが、
「当たり前」っていう言葉に込められている、
明確なマウンティングの意思です。
「当たり前でしょ。」って平然と言えちゃう人には、
無意識かもしれませんが、こんな思いがあるはずです。
・自分が「当たり前」と考えるくらい低いレベルのことに対して、
目の前の相手の能力、または思考が追いついていない。
・自分のレベルに、相手が到達していない。
・自分の方が優れていて、相手は劣っている。
それを相手に分からせたい、示したいからこそ、
彼らは「当たり前だ。」という言葉を、あえて、
選んで使うのだと思います。
そうでなかったら、わざわざ「当たり前だ。」
なんて言葉を使う必要がないですよね。
それに代わる言葉なんて、他にいくらでもあります。
言われた方も、たまったもんじゃないですよね。
マウンティングをとられている、
つまり、明確に下に見られているわけですから、
憎しみや怒りが湧いたりするのも当然です。
「当たり前でしょ。」って平然と言えちゃう人は、自信家で思いやりのない人
「そんなの当たり前でしょ。」って平然と言えちゃう人は、
自分の能力や考えていることに、
とても自信をもっている人だと思います。
そして、その発言が人を傷つけ苛立たせることに思い至っていない点で、
人の気持ちに対する想像力をひどく欠いた人だとも思います。
まとめると、自信家で思いやりのない人。
私はこういう人が苦手なんですよね。。
こういう人は、自分が「当たり前」と考えること、
いわば自分の中における常識を周囲に押し付け、
それと食い違う人を否定します。
これって周囲の人にとっては耐えがたい苦痛ですよね。。。
一方的に否定されて、傷つけられるわけですから、
ストレスもたまる一方です。
そんな人に出会ったら、近付かず、当たり障りなく過ごす。
ということで、じゃあ、そんな人と遭遇したら、どうするか。
近付かないのが一番です。笑
本当にそう思います。
ただそれでも、学校だったり、職場だったり、
そういう人と、どうしても会話しなければならないときは
ありますよね。
そうしたとき、私は、
心のスイッチを完全にオフにして対処しています。
できるだけ自分の感情を動かさないように、
挨拶とか事務的な手続きとか最低限のことだけをこなすんです。
冷たくあしらったりすると、それはそれで厄介なことになるので、
あくまで、普通に接します。
ただし、決して心の距離を近付けることはありません。
社会で生活をしていると、本当にいろんな人がいます。
心の敏感な人は、
周囲の思いやりのない発言や行動に
傷ついたりイライラすることも多いですよね。
自分にとってマイナスな人を上手に避けつつ、
人間関係のムダなストレスを抱え込まないように
していきましょうね。
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