新しい環境に飛び込むときも焦らず飾らずマイペースでイイ。

仲のよい友人と離れ、
知りあいがほぼ一人もいないような環境に飛び込んでいくのって、
とても不安になりますよね。

例えば、中学や高校への入学。
会社への入社。
場合によっては、学校の部活動やサークルに入るとき。
習い事を始めるときもそうかもしれません。

新しい出会いにワクワクする!っていう人もいるかもしれないけれど、
そんな期待よりも不安の方がずっとずーっと大きい!っていう人もいるはずで、
私は明らかに後者のタイプでした。笑

本記事では、愛着障害の私が新しい環境で不安を感じる理由、
そのことで起こる悪影響、不安を落ち着かせる考え方をまとめてみました。

周囲から嫌われることへの恐怖。

人間関係をイチから作りなおすような状況になるたび、
私の頭の中はこんな不安でいっぱいになりました。

・新しい人間関係にうまく馴染めるだろうか。。
・周囲から浮いて孤立したり、仲間外れにされたりしないだろうか。。
・暗いヤツ、つまらないヤツ、と思われないだろうか。。

つまり、自分が周りの人を「どう思うか」、よりも、
自分が周りに「どう思われるか」の方が気になって
仕方がなくなっちゃうんですよね。

自身が元いじめられっ子、というトラウマもあると思います。

周囲から変なヤツと認定され嫌われてしまったら、
からかわれたり、ひどい場合はいじめられたりして、
集団内で生きていきづらくなる。

そんな状況をとても恐れる気持ちがあるんです。

そのことで起こる悪影響。ニセモノの自分を演じて疲れてしまう。

だから、無意識のうちに、自分を繕って、
周りから嫌われないように頑張ってしまうんです。

愛想笑いをふりまいたり、ノリのいい人間のフリをしたり。

周囲の人に媚びて、仲間に「入れてもらう」ことで、
集団内での自分の存在場所を確保しようとしてしまうんですよね。。。

こうした行動をとってしまうのは、
ありのままの、自然体の自分に自信がなくて、
素の自分を周囲が好いてくれるイメージが湧かないからなんです。

これには幼少期に親から受けた影響が大きいと思っています。

例えば。。。

テストでいい成績をとったとき「だけ」、親からほめてもらえた。
言うことを聞いたとき「だけ」、親が上機嫌になった。
子供らしいわがままを言ったら、親から冷たく突き放された。

こんな経験をとおして、「よい人間」でいないと、
親は自分を受け入れてくれないんだと思ってしまった。

その結果、親から離れたフラットな人間関係においても、
周囲から認めてもらうためには、そして嫌われないためには、
自分をよく見せないといけない、と思い込んでしまったんですね。

それで、新しい環境、新しい人間関係をつくっていくような状況では特に、
自分を「よい人間」であるように見せることに、やっきになってしまう。。

でも、こうやってニセモノの自分を押し売りしたところで、
本当の自分の気持ちを伝えないから、周囲と心の通った交流ができません。
だから、人間関係から楽しさとか喜びを感じることができないし、
そもそも自分を良く見せるのって、すごくエネルギーを使って消耗するんですよね。。。

不安の落ち着かせ方。

このように、新しい環境に飛び込むとなると、
周囲から嫌われるのが怖くて、ついついニセモノの自分を演じて疲れてしまう私ですが、
今は、こんなことを考えるようにしているんです。

マイペースでいい。

新しい環境で、早く仲良くなろうとがんばったとしても、
1年とか2年っていう長い目でみると、誤差にすぎないんですよね。

時間が経てば、結局、仲良くなる人とは仲良くなっているし、仲良くならない人とはまったく仲良くなっていない。

つまり、自分がどうあがいたところで、最後には、自分と相性のいい人だけが自然に残っていくんです。

こう考えると、新しい環境に早くなじまなきゃ!って、焦る気持ちが少し落ち着いてきませんか?

マイペースでいいんです。

等身大の自分を伝えればいい。

自分をよくみせて集団に受け入れられたとしても、
それって本当の自分が愛されているわけではないんですよね。

だから、その人間関係を維持するために、
また自分を繕ったり、自分の気持ちにウソをついたりしないといけなくなる。

面白くないことに愛想笑いをしたり、
本当はしたくないとことを、したい!といったり。

これってすごいストレスで、
やがては人間関係そのものがイヤになってしまいます。

だから。

結局は、自分の気持ちに素直に正直でいるのが
一番だなあと思うんです。

面白かったら、笑う。
やりたいことは、やりたいという。
イヤなことは、イヤだという。(カドがたたないように、言い方には気を付けつつ)

そうして、少しずつ、できるかぎり等身大の自分を周囲に伝えていく。

仮にそれで一部の人から嫌われたとしても、それはそれでいいじゃないですか。
だって、自分は自分なんですから。

一方で、こんなふうに自分を正直に伝えていくと、そんな自分をいいと言ってくれたりする人もいるんですよね。不思議なことに。

だから、もう自分を繕ったり、良くみせたりすることにエネルギーを遣うのをやめて、ありのままの自分でいいや!って考えてみませんか?

私は、そう決めたとき、肩の力が抜けて、ふっと心が楽になりましたよ。

まとめ

だから結局のところ。

新しい環境に飛び込むときも、肩の力を抜いてリラックス。
そして、焦らず、飾らず、マイペース。

これでいきましょうね^^

コメント