この言葉を聞いて、みなさんは何を感じるでしょうか。
私は、初めて聞いたとき、とても残酷ではあるけれど、すごく真理を突いた言葉のように感じたんです。
・どんなに努力したところで、結果が伴わなければ、評価されない。
・能力のない人間は、能力のある人間にはかなわない。
これって芸術の世界のみに限定した話ではないですよね。
実は私も、思い当たる節がありまして。笑
本記事では、このセリフを題材として、自分に合った仕事を選ぶことの重要性について考えてみました。
エンジニアとして「駄作」しか生み出せない私
私がエンジニアとして働いていた頃、プログラムを作成する機会がよくありました。
で、私が完成させるのに何日もかかるようなものを、Aさんは2、3時間で作ってしまうんです。
しかも、Aさんのプログラムは私のよりも圧倒的に完成度が高いし、なおかつ、作っている本人がとても楽しそう。
それを目のあたりにしたとき、ごく自然に思いましたね。
・ああ、この人にはかなわない。
・自分がいくら努力したところで、追いつけない。
まさに、自分はいくら努力を重ねたところで「駄作」しか生み出せないけれど、Aさんは、それこそ鼻唄を歌いながらでも「傑作」を量産できる。
身をもってそう感じたんです。
一つの挫折経験といえますね。。。
「傑作」を生み出せる人の共通点は、そもそも、その仕事が好き。
で、Aさんに限らず、仕事のできる人に共通していたこと。
それは、そもそも、その仕事が好きである、ということでした。
本心は分からないですが、少なくとも私よりはずっと、
仕事が好きそうに見えたんです。
ありきたりの言葉ですが、「好きこそものの上手なれ」。
彼らは、仕事が好きだからこそ、努力している意識もなく、知識やスキルにどんどん触れて、それを身に着けていく。
それが蓄積されていって、周囲をますます突き放していく。
その結果、ラクラクと成果をあげることができるようになる。
いわば、「傑作」を量産できるようになる。
そんなサイクルが回っている気がしたんです。
自分が好きと思える、かつ適性のある仕事なら、少ない労力で高い成果を出せる→自分も周囲も幸せになる。
こう考えると、仕事を選ぶとき、やっぱりこんなことが大事ですよね。
・自分が本当にその仕事を好きと思えるか
・自分にその適性があるか
この問いに両方ともyesといえる仕事があるとしたら。。
あなたは自分の才能を存分に発揮して、周囲よりも少ない労力で、周りを圧倒するような高い成果を出し続けることができます。
この状況ってまさに、「鼻唄まじり」で「傑作」を描いているような状況だと思うんですよね。
私が例に出した、Aさんのように。
自分が、大した負担も感じず、好きでやっている事が、周囲からとても高く評価されるわけです。
この状況って、自分も幸せだし、その成果を受け取る周囲もまた幸せですよね。
だから、自分に合った仕事を探すのを諦めない。
だからこそ、人生をかけて、こうした仕事を探していくべきだし、探すのを諦めちゃいけないよなあ、と思うんです。
例えば、こんなことを、じっくりと考えてみる。
・自分はどんなことをしているときに、幸せを感じるだろう。
・自分は何が好きなんだろう。
・大きな組織が向いているのか。フリーランスが向いているのか。
・人と話すのが好きなのか。物を扱うのが好きなのか。
・都会の方が居心地よく感じるのか。地方の方がよいのか。
・リーダーシップをとりたいのか。縁の下の力持ちでありたいのか。
・プレゼンをすることが得意か。緊張するような場面は苦手か。
・など。。。
こうしたことを一つ一つ自分に問いかけ、自分と対話してみる。
そして、自分が好きだと思えそうな仕事、自分に合っていると思えそうな仕事を探していく。
もちろん、仕事をしてみて初めて気付くこともあると思うんです。
自分は、これが好きだと思ってたけど、実際はそうじゃなかったなあ、とか。
実際、私もエンジニアから転職しましたから。笑
でも、そのときは、方向転換をすればいい。
そこからもう一度、自分に合う仕事を探してみる。
人生の中で、仕事に費やす時間はとても長いです。
だからこそ、自分に合う仕事を諦めずに探し、見つけ出すことが、
自分も、また周囲をも幸せにしていくうえで大切だなあ、と思うんです。
まとめ
というわけで、マンガの一節を題材として、自分に合った仕事選びの重要性について考えてみました。
こんな記事を書いておきながら、私自身がまだ自分に合った職業に就けておりません。
でも、まだまだ諦めていませんよ!
この記事を読んでくださっている方。
お互いに、心から「天職だ!」と思えるような仕事に就いて、自分の力を社会で存分に発揮していきましょうね。
もう一つ、別の解釈。「傑作」を描くのに、必ずしも苦しむ必要はない。
最後に、もう一つ。
冒頭のセリフって、こんな意味にもとれると思うんです。
・「傑作」を描くのに、必ずしも苦しむ必要はない。
・楽しみながらでも、よい結果は残せる。
これもまた正しいような気がしますよね。
例えば、私は今、ブログを書いています。
確かに、苦しんで書いたからといって、必ずしもそれが人の心を打つような、よい文章になるとは限らないですよね。
場合によっては、楽しい気分で書いた方が、文章に感情がのって、より人の心に響くかもしれません。
それだったら、できるだけ楽しんで書いた方がいいし、私もそれを心掛けようと思っているんです。
今後とも、よろしくお願いします。^^
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