「人に嫉妬してはいけない。」
とてもよく聞くフレーズですよね。
あなたもそう思って、
ついつい嫉妬する自分を
責めてしまうことがありませんか。
例えば、自分の親友が、
とても素敵な異性とカップルになり、
やがて結婚することになった。
嬉しくもあるけど、羨ましい。
嫉妬の感情が勝ってしまって、
素直に喜べない。
それで、
自分を卑しい人間のように
感じてしまう。
またある場面。
例えば、自分の同僚が、
あるプロジェクトを成功させて、
上司にとても褒められている。
同僚に先を越された感じがして、
ついつい嫉妬してしまう。
そして、そんな自分を
嫌な人間であるように
感じてしまう。
どちらも、よくありそうな場面ですよね。
嫉妬って、
してはいけないものとされている。
だから、ついつい嫉妬してしまうと、
反射的に自分を責めてしまう。
でも。
私は嫉妬って、
悪いことではないと思うんです。
使い方さえ間違わなければ、
嫉妬の気持ちをくすぶらせることさえしなければ、
むしろ、あなたを突き動かす、
強力なエネルギー源になると思うんです。
例えば、
親友が素敵なパートナーをみつけて羨ましい。
この気持ちを、
自分を向上させるための
エネルギーに変えることもできますよね。
「自分も素敵なパートナーを見つけるぞ!」
と考えて、外見を磨いてみる。
筋トレで身体を引き締めてみたり、
オシャレにこだわってみたり。
または内面を磨いてみる。
興味のある習い事を習ってみたり、
ビジネスや英語の勉強をしてみたり。
外も中も磨き切ったあなたなら、
親友よりも素敵なパートナーを
見つけることができるかもしれないですよね。
三日坊主っていう言葉があるように、
自分を変化させていく努力って、
継続するのが本当に難しい。
でも、嫉妬の感情は、
そんな努力を平然とこなさせてしまうほど、
強烈な力になると思うんです。
仕事の場面だってそうです。
同僚が成功して
上司から褒められていることが悔しいのなら、
それを自分の発奮材料にしてしまえばいい。
空いた時間にビジネス書を読んで、
効率のよい仕事の進め方を勉強したり。
将来、使うことになるであろう、
英語の勉強に取り組んでみたり。
「いつか絶対、追い抜いてやるから見ておけよ!」
と心の中に秘めて、着々と、
その準備を進める。
これも、自分を向上させていく、
よい嫉妬の感情の使い方ですよね。
で。
なんで、これほどまでに嫉妬って、
悪者扱いされているんでしょうか?
私の考えでは、、、
嫉妬の感情を、
相手を貶めるために使ってしまう、、
そんな例が多いからじゃないかなと思うんです。
相手の悪口を陰で言ってみたり、
冷たく当たってみたり。
幸せだったり、一歩前をいっていたりする人に対して、
自分が相手に追いつこうとするのではなく、
相手を引きずり降ろそうとする。
これって、自分を向上させる必要がないから、
やること自体はとてもカンタンですが、
これをしていると、
負のオーラをまき散らして、
どんどん自分から人が離れていきますよね。。。
近寄ってくるのは、
いつも悪口を言っているような
イヤな人たちばかりです。
だから、絶対にやらない方がいいと思います。
自分のために。
嫉妬の感情は、
相手をひきずり降ろすためではなく、
自分を向上させるために「利用」する。
私もあなたも、
そこだけは気をつけていきましょうね。
そうすれば、人を羨ましいと思う気持ちは、
もっと素晴らしい自分になるための
強力なエンジンになってくれるはずですよ。
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