自分を守ろうとするほど自分の魅力が薄れてしまう

愛着障害をもつ人って、
自分に自信がないから、

周りの人から嫌われないよう、
自分を守るように生きてしまう人が
多いと思うんです。

私もそうでした。

周囲の顔色をうかがい、
相手が自分に期待しているとおりに行動する。

目立ってしまうと、
「出る杭は打たれる」で、
攻撃される可能性があるから、
できるだけ目立たないようにする。

これっていわば、
周囲の人に合わせることが、
自分の行動原理になってしまっている状態。

こうなると、
まったく自分の内面が
外に出ていかないし、

自身の本来の魅力や素敵なところも
どんどん隠れていってしまいます。

心の健康な人からは、
じゃあ相手に合わせるのを
やめればいいじゃないか、

と言われそうですが、
それができたら苦労はしないですよね。。。

愛着障害をもつ人は、
自分に自信がありません。
自己肯定感が低いともいえます。

そして、そのカラカラに乾いた自尊心を、
周囲からの好意によって
満たそうとしてしまう。

だから、
人から好かれたときには
安堵する一方で、

「人から嫌われる」ことに、
身を切り裂かれるような
心の痛みを感じるんです。

まるで、自分には存在価値がない、
といわれているような、、、
そんな気分になる。

結果として、人から嫌われることが
怖くてしょうがなくなり、
全力で周囲に合わせにいってしまう。

迎合しようとしてしまう。
好かれようとしてしまう。

でも。

それでも。

やっぱり、
愛着障害をもつ人が幸せになるためには、

周囲に合わせること、
人から「嫌われないために」行動すること、
自分を守ろうとすることを、

どこかで辞めないといけないんだろうな、
と思います。

自分は自分でいいと割り切る。
自分を守ろうとするのをやめてみる。
自分を手放してみる。

自分の思ったことや感じたこと。
面白いと思ったこと。
怒りを覚えたこと。
楽しかったこと。

こうしたことを周囲に表現していく。
自分の内面を外に伝えていく。

周囲の顔色なんてうかがわず、
目立つことも恐れず、
堂々と自分を表現しているあなたは、

とても個性的で、
そして魅力的です。

人の好みって本当に人それぞれだから、

個性を発揮するあなたをイイと思う人もいれば、
よく思わない人もいるでしょう。

イイと言ってくれる人だけに注目して、
温かくて楽しい人間関係を結んでいけばいいんです。。。

とはいえ、言うのは簡単ですけど、
記事を書いている私自身が、
まだこの状況をまったく実現できていません。笑

挑戦中です。

頭では分かっていても、
自分を守るのをやめるって、
本当に怖いですよね。

自分を守りに守っている今でさえ、
傷つくことなんか無数にあるのに、

守るのをやめたら
どうなっちゃうんだろう、
と思いますよね。

たくさんの人にもみくちゃに傷つけられて、
自分が壊れてしまいそうに思える。

でもたぶん、
私たちはその恐怖を克服しないといけない。。。

なんで、こんなことを
しなくちゃいけないんだろう、
って思いますよね。

心の健康な人は、
こんな恐怖に震える必要もなく、
居心地のよい人間関係をラクラクと作っている。

それなのに自分は。。。

社会の中で心地よく生きていきたい、
温かい人間関係を結んで幸せに生きていきたい、、

願うことは、
こんなにもささやかで、
つましいことなのに、

それを叶えるために、
こんなにも必死で恐怖を乗り越えなきゃいけない。

そもそも愛着障害になったのだって、
自分の責任ではなく親の責任なのに、
その病を自分が背負わなくちゃくいけない。

理不尽ですよね。。。

心の健康な人がうらやましいし、
自分を愛着障害にした親が憎くてしょうがない。

私が、この記事を読んでくださっている方に
いえること。

それは、
私もあなたと同じで、
そんな葛藤を抱えながら、
社会の中で必死に戦っているよ、
ということだけです。

自分を表現することに震えるような恐怖を感じつつ、
時には人から傷つけられて涙を流しながら、
それでも愛着障害を克服しようとしている、、、

そんな人間がここにいます。

もうすでに
いろいろなことを我慢して、
苦しんで、努力しているあなたに、
一緒に頑張りましょう、
なんて言えません。

ただ、あなたは
決して一人ではないですよ。

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