電話をしていて、
「あ、ちょっと待って。今、○○が隣りにいるから代わるね。」
って言われたことがありませんか。
サプライズゲストであるその○○が、自分にとって
とても魅力的な人である場合はいいんです。
自分の子供だったり、好きな人だったり。
でも、そうでない場合。
例えば、
めったに会話をしない親戚とか、
そこまで仲良くない友達とか、
そういう人の場合、、、
とまどいますよね。
「え、今、あんまり話したい相手じゃないんだけど、、、」
「急に代わられても、相手と何を話したらいいんだろう、、、」
っていうふうに。
僕はこの状況がとてもイヤなんです。
なぜなら、理不尽な二択を迫られた結果、
結局、自分がガマンを強いられる状況になるからです。
■具体例
具体的に話しますね。
例えば、、、
ある日、電話で会話している最中に、母親が唐突に言ったんです。
母親 「今、隣りに、おばあちゃんがいるから代わるね。」
まず、僕の気持ちも考慮せずに
いきなり祖母をあてがおうとする無神経な母親に腹が立つんですが、
それはここでは置いておいて、、、
この提案に対して、
とりわけ祖母と話したい気分でもなかった僕の目の前には、
2つの選択肢があります。
1つは「受け入れる」。
乗り気でないけどガマンして祖母と話す、っていう選択肢。
もう1つは「拒否する」。
ただ、こちらはとても選択しずらい。
なぜなら、母の「隣り」にいる
祖母を傷つけることになるからです。
例えば、母親の言葉に続けて、こんなやりとりをしたとする。
僕 「今は、そんな気分じゃないから、代わらないでほしい。」
母親 「え、、、あ、、、そう。分かった。ごめんね。」
この母親の言葉を隣りで聞いた祖母は、
僕が祖母との会話を拒否したことにすぐ思い至るだろう。
そして、傷つくだろう。
孫は私と会話したくないのだ。
孫は私のことが嫌いなのだ。
そう思うかもしれない。
まとめると、僕の目の前にある選択肢は、
「受け入れる」→自分がガマンする
「拒否する」→祖母を傷つける
っていう、どちらも苦痛を伴うもの。
こんな理不尽な選択を母から無遠慮に迫られた結果、
結局、僕は、「受け入れる」ことになる。
つまり、母の「祖母に代わる」という提案をしぶしぶ了承する。
祖母を傷つけるよりは、
気分が乗らないなかでガマンして祖母と会話することを選ぶ。
■似た例は他にも。
母と祖母を別の人に置き換えれば、
僕は同じようなことを何度も経験している。
例えば、友達と電話をしていて、
その友達が共通の友人に電話を代わろうとする場合。
例えばこんな。
友達 「今、隣りにA(共通の友達)がいるから、代わるわ。」
ここでまた僕の目の前に「受け入れる」「拒否する」
の2つの選択肢が表れる。
僕の心の声
「拒否しちゃおうかな。
別にそんなに話すこともないし、
飲みの席でちょっとテンションが上がって
ノリで言っているだけなんだろうし。
でも、断ると、Aを傷つけてしまうよな。。
しょうがない、受け入れよう。
ガマンして会話しよう。。。」
あるいは、友達とビデオ通話していて、その友達が自分の子供を
登場させる場合。
友達 「今、隣りに小学生になった子供がいるから、紹介するわ。」
ここでまた僕の目の前に「受け入れ (以下、略
僕の心の声
「拒否しちゃおうかな。
別に紹介してくれなくていいし、
子供と話すこともないし。。。
でも、断ったら、お子さんを傷つけてしまうし、
気まずくなるよな。。
しょうがない、受け入れよう。
ガマンして会話しよう。。。」
■最後に
もうね。。。
近くにいる人をやたらめったらサプライズゲストのように
電話に登場させようとするのは、やめてもらえないでしょうか。笑
僕の経験上、1対1で電話をしてるときに、
第三者が登場してきて嬉しいことってほとんどない。
そんな唐突に乱入してきた人と無理に会話をさせられても、
後で自分の中に不満がくすぶるだけなのである。
それと、、、
この記事を書いているうちに、
自分にも悪いところがある気がしてきました。
自分がガマンすることで事態を丸くおさめようとしすぎ、ですね。
ガマンせず、かつ、人も傷つけないっていう、
第三の選択肢を見つけられると一番いいんですが、
今のところ、まだ見つかっていなく。。。
何かよい方法はあるでしょうか?
この記事に共感してもらえると嬉しいのだけど、
ともすると、心の狭い僕が、
些末なことにモヤモヤを抱えているだけなのかもしれません。
fin
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