ちょっと聞いてください。
先日、同級生の年下の男の子が困っていたんです。
家のインターネットの速度が全然出ないと。
ルーターが古いせいかもしれないけど、
原因がはっきりしないと。
それで僕が提案したんです。
僕の家にルーターが1つ余っていて、
それを貸すから試してみたらと。
速度が出るようになれば、
ルーターを買い替えればいい。
やっぱり速度が出なければ、
ルーター以外の別の原因を探せばいい。
とりあえず、原因の切り分けができるよ、と。
同級生の子も、その案に賛同。
で、その提案にとっても喜んでくれたんですね。
ありがたいですーー!!
本当にありがとうございますー!という感じで。
僕は、たかだか家の余り物を貸すだけなのに、
そんなに喜んでくれるなんて、、、とちょっと気圧される思い。
もうその感謝の言葉だけで、
わたしゃ、もうお腹一杯だよ、ありがとう、、、
って満ち足りた気持ちでいたんです。
さて、ここからです。
いざ、受け渡しの日。
同級生の男子
「ヤマグチさん、本当にありがとうございます!
これ、どうぞ。よかったら使ってください!」
え?
お返しなど予想もしていなかった僕。
まず、驚きを隠せない。
次に、大したこともしてないのに、
気を遣わせてしまって逆に悪いなぁと、
少し申し訳ない気持ちに。
最後には、この心遣い、、、
なんとまあ、よくできた人だなぁ、、、
と感心しきり。
むしろこちらこそありがとう、、、
との感謝を伝えたうえで家に帰る。
封を開ける。
ばーーん。
スタバカードですよ。スタバカード。
いや、粋すぎませんか、これ。
ストレートパンチが入りました。
まず、カードっていうのがいいですよね。
物をプレゼントされるのと違って場所をとらない。
「好きなときに使ってくださいね☆」っていう、
相手の自由を尊重するような細やかな心遣いを感じる。
次にね、「スタバ」のカードってことですよ。
これがね、例えばもらったカードが、
quoカードとか図書カードだったりすると、
僕はきっとなんの変哲もない
お菓子とか本とかを買って終わりです。
でも、そこであえて、「スタバ」でしか使えないカードなんです。
スタバってね、、、僕のように日々の生活を切り詰め、切り詰め、
amazonで本を買うときはまず中古品があるかを確認し、
スーパーで物を買うときもセール品を血眼で探す、
って人間にしたら、やっぱりちょっとリッチなんです。
日常生活ではまず行くことがない。非日常。
いわば、僕は同級生から、スタバカードという、
非日常のリッチな「体験」をプレゼントされたのです。
なんと粋ではありませんか。
そしてね、更に続きます。
僕はそのスタバカードを今日、使ったんです。
早起きできたので、
せっかくだし、朝の時間をスタバで優雅に決め込もうと。
店頭でカフェモカを注文し、
人生で初めて、スタバカードを差し出す。
で、レシートを見て驚く。。。
2000円入ってた。
げげ!
いや、驚愕しましたよね。
スタバカードってプリペイド式で、
最低1000円から入金できるものらしいんです。
だとしたら、それでも多い額だけれど、
1000円分が入金されていると思うじゃないですか。
僕は物を貸しただけですよ?
えーー!!
2000円はやりすぎだって、、
いや。でも、嬉しいよ、、嬉しい!!
ありがとう!(涙
・・・
感謝の思いと同時に、
出来過ぎた、配慮の届きすぎた
同級生に頭が下がる。。。
これまでに、どんな人生経験をしてきたら、
ここまで人(少なくとも僕)にドンピシャな、粋な、
かつサプライズまで含めたプレゼントを渡せるのか。
うん、素晴らしいよ、本当に。。。
僕は今回、もらって初めて、
スタバカードの素晴らしさ、小粋さに気付いた。
だから、これからの人生で、
逆に僕が他の人にプレゼントすることもある気がする。
ただ。
今回のように、その同級生からもらうことがなかったら、、、
人にスタバカードをプレゼントする、
なんていうシャレたアイディアは僕の頭からは
100%出てこなかったでしょう。
それだけは絶対の自信があります。
fin
コメント