あなたも秋田県の乳頭温泉郷に行ってみないか。黒湯温泉がオススメだよ。

はい、旅行記です。

一般人の書いた旅行記ほどつまらぬものはない、
とぼくは思っていますが、

性懲りもなく、書くのです。書きたいから。

ぼくが乳頭温泉郷にいってきたのは、
いつだったか、、、

えー、8月の終わりです。

そのときの、まだ記憶の新鮮なうちに記事にすればよかったのだけど、
まあ、やっと書く気持ちが湧いてきたということで。

 

以前からね。
行ってみたかったんですよ。

秋田、乳頭温泉郷。

秘湯として割と有名なところですけど、
さすが「秘」というだけあり、アクセスがちょいと不便。

秋田空港からは、乗り合いタクシーで1時間半くらい。
秋田新幹線の停車駅からは、こちらもやっぱり、
バスやら電車やらを乗り継ぐ必要があり。

ただ、行くのが大変であればこそ、
ぼくは、大学生のまだ時間があるうちに
行っておきたいと思ったのです。

今回は一人旅。
もともと温泉が好きなんでね。

ワクワクして行きました。
はたして、どんな温泉なのだろうかと。
高鳴る鼓動。
はやる心。

そして、期待とおり、いや期待以上によかったので、
みなさまにオススメする次第でございます。

■乳頭温泉郷にある7つの個性的な宿。さあ、どこに宿泊する?

乳頭温泉郷にはね、

いわゆる温泉街、みたいのはありません。

温泉宿が7つくらい密集してありまして、

地元客はともかく、みんなそのどれかに宿泊する。

その7つの宿を巡回バスが走っていて、
チケットを買うと乗り放題。
日帰り入浴で、すべての温泉を回ることもできる。

問題はだ。

その、どの温泉宿に宿泊するかってところです。
迷います。

 

で、結論から申し上げますと、
ぼくは黒湯温泉をオススメいたします。

というのも、
ぼくが宿泊し、とてもよかったからです。

7つの宿はね、どれもとても個性があって、
ステキなんですよ。

先の巡回バスを使って、ぜんぶ回ったから、分かる。
そのうえでの結論が、黒湯温泉でございます。

■2位、妙の湯。3位、鶴の湯。

口コミでも評判のいい、

妙の湯、鶴の湯はやっぱりよかった。

妙の湯は、モダンな感じ。
喫茶スペースも洋風で調度品がかわいい。
ステンドグラスの傘のついたランプなんて、すごくステキだった。
窓からは、川が目の前に見えるんですよ。とってもいい景色。
で、肝心の温泉。
露店風呂の解放感ったらなかった。
ここでもやっぱり目の前に川。
川の流れ落ちる音を聞きながら、
湯に浸かる幸せ。
とにかく景色がいい。

鶴の湯はというと、古風でした。
昔、武士とか、そういう人たちが
滞在に使用していた宿を、
そのまま今も使用しているとか。
もちろん、すべて和室なんだけど、
独特な雰囲気があり、
古風な雰囲気を楽しみたい人には、
うってつけと思われます。
露店風呂は広くて、乳白色。

そうそう、この乳頭温泉郷。
けっこう、混浴のお風呂が多くて。
やっぱり、混浴になっちゃうと、
女性は入ってきづらいじゃないですか。
男女別のお風呂も用意されているんで、
女性は、そっちに行くことが多く、
必然、混浴のお風呂は男性陣で占められてしまう。

なんですが、その、鶴の湯の混浴の露店風呂にぼくが入っているときに、
まず、欧米からと思われる外国人の若い男性が入ってきた。

ここで、もしや、と思ったんです。
この男性、先ほど外でカップルで歩いているのを見たぞ、と。
そして、連れ添う女性は、胸が大きくグラマーで、背も高く、目がパッチリ。
それはそれは美人さんだったぞ、と。
え、もしや、その女性もこれから入ってくるの?と。

なんかドキドキしてきた。

え?え?
どうなっちゃうのーーー???

そしてやはり、外国人女性が入ってきたんですね。

ただぁ!
見たときには、乳白色の温泉に肩まで浸かっていたんで
顔しか見えなかったんですけどね。

そうなんです。
こちらの混浴露店風呂、女性のプライバシーに配慮しておりましてね。
男性と女性は更衣室が分かれていて、
湯舟に浸かるところまでは、パーティションで区切られて見えないようになっているんです。

すなわち、湯に浸かる瞬間、タオルをほどく、その瞬間はお互いに見えないようになっており、
白濁したお湯に入ったあとで、男性と女性が合流することになっているわけです。

・・・

期待していたわけじゃないですよ。

あわよくば、チラと見えたりしないかな、、、、なんて。(何が

ざわつきましよね。

ぼくの心が。

そして動くは、my眼球。

でも、すごくないですか。

外国の温泉で、それも男ばっかりが入っているお風呂に、
単身のりこんでいける、その勇気。

好奇の目にさらされながら、ですよ。

あれ、そんな目をしているのは、ぼくだけ?

いや、その風呂に浸かっていた、すべての男性も、だ、きっと。

■1位、黒湯温泉。

さあ、ここからですよ。

ぼくが宿泊した黒湯温泉です。

イチオシです。

乳頭温泉郷の中で、もっとも奥まったところに
あるんですけれど。

まず、お風呂の数が多いです。

内風呂あり、露店風呂があり。
露店風呂は、周りが木に囲まれていてね、
自然の中で、お風呂を満喫できる。

ちょっと湯が熱い。
でも、ぐっとこらえて、肩までつかると、
思わず、くーっと、息が漏れる。
そして、はああーっとため息。
はい、幸せです。

で宿泊客は、貸し切り風呂を予約して使えるんです。
この貸し切り風呂は、独立した小さな建屋の中にあるんですけどね、
こじんまりとして、可愛らしくて、とってもよかった。
お風呂の窓からは、燦燦と太陽が注いで、
湯に身体をぽかぽかと温められ、
贅沢、ここに極まる。

食事も美味しかったし、
特にイワナの塩焼きといぶりがっこ。
オリジナルの温泉卵も美味しかった。
女将さんも優しかったな。
ぼくの泊まった和洋室も、
布団よりベッド派のぼくにはとてもよかった。
部屋にエアコンがないのだけど、
真夏でも全然暑くなくて、扇風機で十分だった。

もう最高だった。

ああ、また行きたい。

■まとめ

温泉を巡るときにね、巡回バスを使ってもいいし、
一部の温泉宿は、歩いていける距離にあるんです。

で、ポクポク歩いてみるとね、

バスの窓からは見えにくかった、

ブナの木が、高い、高ーい、ブナの木が群生してるのが見れます。

それが、美しかった。

いつも街中に住んでいるんでね、
久しぶりに背の高い木を見た気がした。

葉の間からは、まさに木漏れ日、というような、
太陽の光がさしてね。

夏ではあるけど、
秋田の乳頭温泉のある場所は涼しくて、

そんななかで、
ブナの木に囲まれて光を浴びながら歩くのは
とっても気持ちよかった。

夏でない、また別の季節にいっても、
違う表情をみせてくれると思うのでね、

オススメですよ。乳頭温泉。

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