MECEがよいとはいうけれど、ぼくはそんなに器用じゃないよ。

MECE(ミーシー)。

ビジネス用語で
Mutually Exclusive and Collectively Exhaustiveの略語らしい。

日本語にすると、漏れがないように。重複がないように。

社会人として勤めたことがある人なら、
一度は聞いたことがあるんじゃないだろうか。

ぼくも、社会人一年目の研修のときに教わった。

ビジネスの場で議論したり資料を作ったりするときの基本となる考え方で、
これをロジカルシンキングとよぶらしい。

例えば、あるマーケットについて分析するとき、

ヒト、モノ、金に分けて分析しよう、とかね。

このとき、ヒト、モノ、金の3つは、マーケットを構成する全要素であり(漏れがない)、
それぞれの領域が重ならない。(重複がない)

漏れがあるってことは、分析対象になるはずのものが抜けているので、ダメ。
重複があるのも、ムダな思考を割くことになるし、資料も膨れるし、読む方もしんどいしで、ダメ。

ってなわけで、MECEなのです。(自慢げ

 

さて。

ビジネスシーンに毒されてきたぼくは、
このブログもMECEでいこうと思ったんですよ。

今、現在ね、
カテゴリは、「愛着障害」、「人生の記録」、「好きなもの」、
ってふうにざっくりと分けているんですけど、

このカテゴリ分けが、自分の書きたいことを、
漏れなく、重複しないように、カバーするように、ってね。

さらにはね、
たとえば、
「好きなもの」カテゴリは、複数の記事で構成されるわけですけど、

その記事群も、MECEでいこうとしてた。

どういうことかっていうと、
あるテーマについて書いたら、
そのテーマについては、もう書かない、とかね。

それこそ、まさに、重複しないように、ですよ。

MECEの精神。

 

でもね、ムリってわかった。笑

ぼくは、そんなに器用じゃない。
自分の書きたいこと、書きたいものをそんなにうまくコントロールできない。

つまり、今、そのとき、記事に書きたいことは、

たとえ、過去に同じテーマで書いたことがあったとしてももう一度書きたいんです。

もうすでに書いたんだからやめよう、とか、少し思うけど、

それでも書きたいものはやっぱり書きたい。

衝動を抑えきれない。

自分が愛着障害にどんなふうに苦しんできたか、とかもそうだし、
自分の好きな映画やマンガについては、同じ作品を何度だって語りたい。

しょうがないよな。
それが自分なんだもん。

だからね、ぼくのブログはMECEじゃないのよ。

ずっと読んでくださってる方はね、

あー、こいつ、また同じこと言ってるよ、
また同じこと書いてるよ、

って思うと思うんです。

そのとおりなんです。

だって書きたいんだもん。

そんなときはね、苦笑いしながら
記事を読んでほしいのです。

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