周りがやたら褒めてくるときに謙遜じゃない天才的な切り返し方を見つけた。

例えば、自分が新人で、先輩方や上司の人たちに対して、
何かのプレゼンをするとしましょう。

資料は力を入れて作り、
発表練習も何度もこなし、
当日も上手くやれた。

で、終了後、皆がほめてくれるとするじゃないですか。

「プレゼン上手だったねー」とか、
「さすがだねー」とか、
「聞きやすかったよー」とか。

ほめてくれるのは、とても嬉しい。

一生懸命、準備した甲斐があった。

ただ、やたらめったら褒められると、
なんて応答すればいいか分からなくなりません?

いやいや、そんなことないですよー、とか、
先輩が準備に付き合ってくれたおかげです、とか、

謙遜するのが常套手段だとは思うけれど、

謙遜し続けるのも、なんだか、場が白けるようなことも
あるじゃないですか?

 

これは、ぼくの長年の悩みだった。

謙遜もいいけど、こういうときに、何かいい切り返しは
ないものか、と考えることがあった。

これまでに何回か。

 

で、こうした状況で天才的な切り返しをしている人を見つけちゃいました。

Aさんは、新人研修医。

そのAさんを、周りの先輩がめっちゃ褒めてるんですね。

「やっぱり高学歴は違うわー。」とか、
「コミュニケーションが上手だよねー。」とか、

そんな感じで、めっちゃ褒められてた。

ぼくは、それを横で聞きながら、

Aさんは、おだてられているようにも聞こえる褒め言葉の乱発に
なんと切り返すんだろう、と耳をそばだてていたんです。

 

そしたらね。

Aさん「え?ぼくって明日、死ぬんですか?」

 

!?

ぼくは、度肝を抜かれた。

そして、その返しのあまりの鮮やかさにため息が出ちゃった。

ドラマとかにも出てくるじゃないですか。

死ぬ間際の人に、

死ぬときくらいネガティブな話を抜きにして、
これまでの感謝とか良かったところとか、
ポジティブな言葉を投げかけるシーン。

Aさんは、その死ぬ人に自分をなぞらえたんです。

 

 

Aさんは、一言で、
周りからめっちゃ褒められる優秀な人、から、死ぬ間際の人に。

そのギャップがめちゃくちゃおもしろいし、
周囲も爆笑していて。

謙遜し続けて、場が白けるのを、
天才的な切り替えしによって、笑いに変えちゃった。

 

すげえ、と思っちゃったんですよね。

それ以来ね、ぼくもいつか使おうと思って、懐に忍ばせてるんです。

「え?ぼくって明日、死ぬんですか?」

これですよ。

使うとき、きてくれ。

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