あー、勉強なんかしたくねえ。
とはいえ、来年には国家試験も控えているし、
勉強しないといけない。
勉強したくない。
やらないといけない。
したくない。
やらないといけない。
うーーーーーー、やーらーない!!!!
で、そんなときに手がのびるのはやっぱりyoutube。
現実逃避の王様。
もう、ひっきりなしに面白いチャンネルを探していて、
で、最近みつけたのが、
「ウラ漫ー漫画の裏側密着ー」っていうの。
もうすっかりハマってしまって。
マンガ作りの裏側が見れるっていうのがいい。
ぼくたち、マンガを読む側の人たちからは、
マンガって、作品しかみえないじゃないですか。
でも、このチャンネルをみると、作者がどんな人か、
っていうのも見えてきて。
あー、こんな熱いマンガを書いているのに、
作者は意外とひょうひょうとしてクールな感じなんやなあ、とか。
マンガ作者って野暮ったいイメージがあったけど(失礼、
ある作者は、髪にはパーマをあてて、おでこで分けていて、メッシュも入ってて、
しかも、メンズなのにシルバーの指輪をしていて、めっちゃカッコイイじゃん、とか。
そういう意外性がすごく面白かった。
あとね、マンガ家の大変さもめちゃくちゃ伝わってきた。
だってね。
当たり前だけど、マンガ家って、
たとえば新しい作品を開始するときなんか、
まず作品のテーマを決める必要があって、
そのアイディアをいくつも出さないといけない。
チャンネルをみてるとね、
本当にすごいスピードで、
アイディアをぽんぽん出していくんですよ。
よくそんな設定思いつくなあ、っていうのが次々と。
もうそれだけですごいと思っちゃう。
独創性が溢れている。
自分なんかは、今ある知識を学ぶってことしかしてこなかったから、
自分で自由に考えて形にして、っていうのがとても苦手で。
美術の時間とかもテーマ与えられないと、どうしていいか分かんなくなっちゃう。
だからこそ、人が思いつかないような発想がぽんぽこぽんぽこ出てくるのをみて、
マンガ家さんてやっぱりすげえ、と思っちゃった。
さらにね、アイディアを出すだけじゃダメなんですよ?
そこからストーリーを考えて、、、
そして、一番大事なところ!
それを全部、絵にしないといけない。
味のある絵をウリにしている人もいるけど、
基本的には、オリジナリティに溢れる、「上手な」絵を描かないといけない。
チャンネルをみてると、その絵をね、
マンガ家さんが、とんでもないスピードで描いていくんですよ。
1時間くらいで1ページ書いているのをみると、
目をみはっちゃう。
そんなことできんの?って。
開いた口がふさがらないとはまさにこのことで。
でまとめると、マンガ家さんて、
アイディアだし、プロット作り、絵描き、っていう、
3役を同時にこなしていて、
めちゃくちゃハードなことをこなしてるんだ。
しかも、週刊連載なんかしていようものなら、
もう休む日なんかぜんぜんなくて、
起きている間中、ずっと椅子に座って、
締切前は徹夜してっていう生活なんだ。
やばいでしょ。
企業だったら、もうブラック企業ですよ、これ。
そこまでできるのはなんでなんだろう、って思っちゃうよね。
それに見合うだけの、収入があるんかなあ、とか。
それともやっぱり、マンガを描くのが好きだからできるんかなあ、とか。
でも、それも、締切に追われに追われて、
毎日、ストーリー展開について新しいアイディアをひねり出さないといけないとしたら、
いくらマンガを描くのが好きでもイヤになっちゃうよなあ、
なんて、思いながら観てた。
そして!
このチャンネルをみて初めて注目して存在があって、
それが編集者、なんですよ。
はっきりいって、マンガの編集者なんて気にしたことがなかった。
これを見るまでは、
黙々と作業しているマンガ家さんの家にいって、
世間話に付き合ってあげて、
締切に間に合いそうになかったら催促し、
原稿が出来上がったらそれをとりあげるだけの仕事だと思ってたんですよ。
でも、ぜんぜんそんなことなかった。
チャンネルみてると、マンガ家さんと編集者のすごいバディ感。
編集者って、マンガ家さんのそばで、
一緒にアイディアだしをしたりね、
作った原稿に客観的なアドバイスをしたりね、
してるんだ。
で、もちろんマンガ家さんを中心にマンガが出来ていくんだけど、
編集者さんのアイディアとかコメントが、
マンガの構成とか完成度にめちゃくちゃ影響しているのがわかるんだ。
それくらい、マンガ家さんも編集者の感想とかコメントを信頼・尊重していて、
それをきちんと作品に反映させてる。
編集者っていう存在に対する見方が、ガラっと変わったな。
さらにね、このyoutubeチャンネルに出てくる編集者の人たちが、
みんな個性的でおもしろいんだ。笑
小林さんと千代田さんとかね、
喋るのも上手だから、なんかずっと聞いていたくなっちゃう。
話を聞いていると、
おもしろいマンガを作ることに、すごく情熱を注いでいて、
こういう編集者がいてこそ、
おもしろいマンガで世に登場するんだな、って思わされちゃったな。
最後に、「バンバーノ」の著者である、せきやてつじさんの言葉を。
漫画ってのは、人生に負け続けてきた人間が、
最後に出すカウンターパンチなんだ。
くー、かっこいいいい!
せきやさん、人柄もステキだったな。
飾らなくて。優しくて。
ってまあ、こんな感じで、
マンガ作りの裏側をのぞける面白いチャンネルですよ。
マンガが好きな人には、ぜひオススメ。
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